見つめてうっとり遊んで楽しい!鳥の魅力

カラフルでちょこちょこした動きがかわいらしく、見ているだけ気分が明るくなる鳥たち。人に良く馴れスキンシップが大好きな種類や、鳴き声や見た目が抜群に美しい種類等様々な鳥がいます。今回は、鳥たちの魅力を紹介します。

鳥をペットにするメリットデメリット

メリット
鳥の生体価格は大型のインコ等は数十万円する種類もいるが、セキセイインコや文鳥等の人気な種類は3,000円程度から購入できる。
初期費用が抑えられる。セキセイインコや文鳥等一般的な鳥であれば、カゴ、エサ入れ、水入れ、おもちゃ等、最初に必要ない一式をそろえるのに10,000円程度から可能。
省スペースで飼育可能。(鳥の種類によっては大きいかごが必要)
比較的お世話がお手軽。毎日のお世話は、エサ入れ・水入れの洗浄、敷き紙の交換程度で、月に一度はカゴの丸洗いが必要。
エサや水を多めに用意すれば1~2日であればお留守番が可能。(できれば知り合いやペットシッター等お世話をしてくれる人を頼んだり、ペットホテルに預けたりする方が良い。)
人に良く馴れる種類もいて、まるで犬のようにべったりした関係になれる。
デメリット
鳥には換羽期があり、抜けた羽や新しい羽を包んでいた白い筒状のものがカゴ以外にも飛び散ってしまう。
脂粉(人間で言う垢のようなもの)が出るため、鳥かごだけでなく、部屋全体のこまめな掃除が必要になる。この粉を吸い続けると咳が出たり息苦しくなったりと、アレルギーのような症状が出てしまう場合もあるので、部屋はこまめに掃除をして清潔に。
噛まれると痛い。鳥はなかなかしつけができないので種類や噛み癖のある性格の鳥によってはスキンシップに苦労するかも…特にインコ等の猛禽類はくちばしが曲がっているので痛い。
鳥は体の構造上、トイレのしつけができないので、放鳥時はどうしても部屋のどこかにフンが落ちてしまうので後始末をする必要がある。
鳴き声がうるさい種類はご近所に気を遣うかもしれない。

カゴの中のセキセイインコの様子鳥の最大のデメリットは、羽や脂粉でアレルギーのような症状を引き起こすことかもしれません。フンも乾くと粉となって部屋を舞うので、鳥かごと部屋をこまめに掃除する必要があるでしょう。清潔にしていればそれほど問題になることはないと思いますが、体質によっては、お医者さんから鳥を飼うことはやめた方がいいと言われる場合もあるかもしれません。もちろん、不清潔にしていると鳥も飼い主も病気になりかねませんので要注意です。
デメリットがあっても、それを覆すほど鳥との生活はとても楽しいもの。体質的に問題がなく、きちんと掃除もお世話も出来るということであれば是非鳥ライフへ飛び込んでみてくださいね。

鳥好きにはたまらない!インコアイス
インコアイスとは、兵庫県の神戸市にある「とりみカフェ ぽこの森」が2013年5月に発売したインコのエサ(粟、麦、ヒマワリの種、フルーツ等)を練り込んだアイスクリームです。アイスはバニラなのですが、まるでインコを口に入れたような風味が感じられるんだとか…一時期は大人気でなかなか手に入らないほど! セキセイインコアイス、オカメインコアイス、ぶんちょ仕立てのフィンチアイス(文鳥)をはじめ、今は他の種類のインコやスズメ、オニオオハシ等もあるようです。一度試してみてはいかがでしょうか。

様々な鳥たち

インコ インコと一口に言っても、最も人気でメジャーなセキセイインコをインコには様々な種類がいます。今回はその一部を紹介します。

セキセイインコ
カラーバリエーションが豊富で見た目にも美しい。
人懐こく小柄で丈夫なため飼いやすい。
一人遊びも得意で、常に飼い主べったりの性格ではないかも。
オカメインコ
冠羽と赤いほっぺがかわいらしく、尻尾が長く、体長も少し大きめ。
性格は穏やかで臆病。
甘えん坊でなつきやすいため、鳥初心者でも飼いやすいが、体が大きいので噛まれると割りと痛い。
触られるのが好きな子が多いので、なでなでしたい人におすすめ。
コザクラインコ
丸い体形で尻尾が短く、それほど大きくない。
ラブバードと呼ばれるほどパートナーにべったり。
自我が強く少し気難しい性格で、嫉妬心から攻撃的になる場合もあり、噛まれると力が強いので痛い。
ウロコインコ
中型サイズのインコだが、その中ではかなり小柄なタイプで、声は大きめ。
頭が良く、人にも良く馴れ、しつこいと思うほど飼い主べったり。
お腹を出して寝る等、面白くかわいい行動も魅力的。
噛み癖がつきやすく、噛まれるとかなり痛いため、人間を噛んではいけないというしつけが必要。
ヨウム
インコ飼いの憧れの存在で、初めて大型インコを飼おうと思う人でもおすすめできるインコ。
大型のインコで、その中でも声は大きくないが、小型のインコとは比べ物にならないほどの声量。破壊力もあるため、しっかりと住環境を整えなければ飼育不可。
知能は人間の幼児並みで、芸を覚えたり一緒にゲームをすることもでき、おしゃべりも得意。
寿命は約50年と長いため、飼い主が先に死ぬ場合も考えてペットとして迎え入れる必要がある。

この他にも、ボタンインコ、マメルリハ等たくさんの種類のインコがいます。見た目はもちろん、性格、大きさ、寿命等が全く違うので、良く調べて検討しましょう。

オウム?ヨウム?インコ?
オカメインコの顔オウムはオウム目オウム科に属する21種類の鳥の総称、インコはオウム目インコ科に属する約330種類の鳥の総称です。オウムは冠羽(頭に生えている飾り羽)があるのが特徴です。オカメインコは実は最小のオウムとなります。ヨウムは大型インコの種類です。
なかなか勘違いしやすく、違いが判らない人も多いと思うので、豆知識として覚えておくと面白いですね。

文鳥 白文鳥が人の手平の上で首をかしげてこちらを見ている文鳥は小さくて人にも良く馴れ、噛む力もそれほど強くないため、鳥初心者にもおすすめです。気が強い性格ですが、人が大好きな寂しがり屋で、嫉妬深くもあります。上手にスキンシップをとっていれば飼い主にべったりと甘えてくれます。
鳥の中でも比較的小さい鳥かごで飼うことができますが、運動やスキンシップのためにたくさん放鳥してかまってあげましょう。日本人におなじみのペットである文鳥ですが、実はインドネシアが原産国なので夏は強いものの冬に弱いので要注意です。

その他の鳥 インコや文鳥は人に良く馴れ、たくさんスキンシップをとることができますが、鑑賞して楽しむ種類の鳥も多くいます。

カナリア
小柄で羽の色や鳴き声が美しい。
繁殖期は大きな声で鳴くので飼育環境の注意が必要。
警戒心が強く自立心があるが、基本的には大人しいため鳥初心者でも飼いやすい。
ジュウシマツ(十姉妹)
文鳥よりも一回り小さく、性格は温和で臆病。
ヒナから育てれば手にも乗るが、親から引き離してヒナを育てるのは難しい。
群れでいることを好むため複数飼育におすすめで、繁殖も楽しめる。
キンカチョウ
体長は10cm、体重12~15g程の小鳥で、ミャアミャアと猫のように鳴く声はとてもユニーク。
飼育難易度は高くないが、寒さに弱いので温度管理を入念に。

鑑賞を楽しむといっても、ヒナから育てればある程度は人に慣れてくれますが、そういった種類のヒナの飼育は難しいこと多いので鳥初心者には向かないでしょう。インコや文鳥等、ペットショップで売られているヒナであれば鳥初心者でも育て上げることができると思います。自分がどんなペットを求めているのかを良く考えて種類を選びましょう。

自分が求めている・自分に合った鳥を迎えること

掌に包まれてなでられている緑色のインコの様子鳥がほしいと思っても、鳥の種類は様々でたくさんあり、どの鳥にしようか迷うことがあると思います。どのペットにも言えることですが、自分がどんなペットを求めているのか、ライフスタイルに合うペットは何かを考えることが大切です。
例えば、犬が飼えないけど犬のようなスキンシップを求めている場合はセキセイインコやオカメインコが、見ているだけで癒されたいならジュウシマツやカナリアが合っているでしょう。初心者には難しい種類も多くいるので気を付けてください。
自分とぴったり合う鳥を見つけられるよう、色々なペットショップを見て、知識を付けると良いでしょう。