猫カフェの雰囲気は?猫カフェ未経験者の気になること

猫カフェの雰囲気

最近ではアベノミクスならぬ「ネコノミクス」という言葉が生まれるほど猫カフェ、猫グッズ、猫島等、猫関連のビジネスが大きな経済効果をもたらしています。秋田県でも今や猫カフェは3つ、猫グッズ専門店【ねこ絵本とねこ雑貨の店 かぎしっぽ】も誕生し、人気を博しています。また、スタンプラリーならぬ【にゃんさんぽスニャンプラリー】というイベントも開催されています。(第2回の開催期間:2017年7/22(土)~9/30(土))
猫カフェが秋田にもできたのだから行ってみたい!と思っていても、まだその一歩を踏み出せない人もいますよね。猫カフェは普通のカフェと違うので、どんな雰囲気で、どんな振る舞いをしたらいいのか気になります。猫カフェはどんなお店なのかを知って、猫カフェへの一歩を踏み出しましょう!

猫カフェとは?

猫カフェ・猫喫茶は、猫が店内で放し飼いされていて、猫との触れ合いを楽しめるお店です。猫のいるスペースと飲食スペースが分かれているお店もあります。カフェ・喫茶と言っても食事の提供はなく、ドリンクバーのみのお店や、食事だけでも楽しめるようなメニューにこだわりがあるお店もあります。猫の種類も全く違い、純血種を揃えたお店から、保護猫カフェと呼ばれる迷い猫や野良猫のみのお店まで様々です。もちろん、猫の性格はそれぞれによって全く違いますが、人なれした猫が多いお店等のお店による猫の特徴もあるようです。
とにかく、お店によって様々な工夫がされているので、一つのお店に行ったから行って満足できるほど猫カフェの世界は浅くありません。猫好きな人は地方遠征する人も多く、猫カフェに行けば行くほどにはまっていく奥が深い世界です。

お気に入りの子を連れて帰ることができる!?
基本的に猫カフェの猫はお持ち帰りすることはできませんが、お店によってはなんと連れて帰ることができます!保護猫カフェという野良猫や殺処分直前の猫など行き場のない猫をお店で保護し、飼い主を探す目的で営業しているお店もあります。人一倍猫を愛するオーナーの下、適切な治療やワクチンを受けている猫たちは、条件を満たした人に家族として迎え入れられています。譲渡条件についてはけっこう厳しいものが多いと思いますがお店によっても違うので、保護猫の譲渡を希望して猫カフェに訪れる際はお店の人に詳細を聞いてださい。保護猫カフェでも譲渡はしていないお店もあります。
また、あまり数は多くはないようですが、ブリーダーやペットショップが営業する猫カフェもあります。展示販売の強力版と言ったところでしょうか。猫との相性をじっくり確かめながら新しい家族を見つけることができそうです。

猫カフェの雰囲気

木漏れ日が入る部屋でノルウェージャンフォレストキャットがクッションにもたれて眠っている様子最も気になるのはお店の雰囲気ではないでしょうか。ただでさえ初めて行くお店は少し緊張してしまうもの、普通とは違う猫カフェならば尚更気になりますよね。
猫カフェも普通のカフェと同じように、様々なコンセプトがあり、スタッフがいます。キャットタワーを設置したり、猫鍋を置いてみたり、お客さんにも猫にも楽しんでもらえる工夫が満載です。
雰囲気は基本的に、猫が心地良い穏やかで静かな空間です。さすがに図書館とまではいきませんが、BGMも流れていないと猫と会話をしたくとも、少し声を出しづらいと感じる人もいるかもしれません。しかし、そう思うのは初めて入ったお店の最初だけ!お店の人が話しかけてくれたり、複数人出来ているお客さんが会話をしていたり、そもそも猫たちのかわいらしさに自然と声が出てくると思います。動物にはつい話しかけたくなる雰囲気がありますよね。

猫スペースの広さによってもけっこう雰囲気が異なります。窓から光が入る店内は明るめだったり、色使いもシックで猫が落ち着くような少し暗めの内装だったり、広くて他のお客さんを気にならないお店や、狭くてお客さん同士でもコミュニケーションが生まれるお店だったり、本当に様々です。 行ってみたいお店の情報を探すことが、初めての猫カフェ訪問には重要なポイントですね。オーナーさんはどんな思いでお店を開いたのか、スタッフはどんな人か、お店の広さはどれくらいか、公式サイトやSNS等の口コミを調べてみましょう。稀に、男性一人では入店できないお店もあるので気を付けてください。

猫カフェの常連さん
猫カフェには必ずと言っていいほど、猫好きな常連さんがいると思います。猫が好きすぎるあまり猫を独占していたり、お店の人とも仲が良く話してばかりでお店の人に声がかけづらかったり、という場合もあるようです。猫好きに悪い人なし、もちろん悪気があるわけではないのですが、少し疎外感を感じてしまいますよね。
猫カフェ自体初めて訪れる場合、常連さんに囲まれる雰囲気は苦手という人は、広いお店の猫カフェを選ぶと良いでしょう。大きいお店は、猫カフェにちょっと興味があるから行ってみようといったライトな客層が多く、溶け込みやすいと思います。混み合っていなければお客さん同士が近くなりにくいので、気楽に猫と触れ合えます。猫好きな個人オーナーのお店はコアな客層が多いので、大きいお店で猫カフェ経験を積んでからいろいろな猫カフェに挑戦すると良さそうですね。

初めての猫カフェ入店の流れ

入店・受付
利用案内をしっかり聞いてお店のシステムを理解しましょう。猫との触れ合い方や仲良くなるコツ等を教えてもらえます。説明足りないと思ったら、不安なことは質問して聞いてください。
初めての猫カフェで、猫スペースに入ってもどうしていいかわからずに時間が過ぎてしまう人も…猫カフェを楽しむには各お店のことをしっかり知るのも大切です。
手洗い・消毒
猫を守るために手洗いやアルコール消毒を案内されるのでしっかり行いましょう。
猫スペースに入室
入場制限があるお店もあり、混んでいるときは順番を待ちます。
入室時、ドアから猫が逃げないようにお店の人が案内してくれます。
猫との触れ合い
猫を目の前にして、固まってしまいそうですが、お店の人が触れ合い方を教えてくれます。ゆっくり猫と仲良くなりましょう。
ご飯やおやつタイム等のプチイベントの時間に当たるとより楽しい時間を過ごすことができます。
上手な触り方や抱っこの仕方などこちらの記事もおすすめです。【猫カフェは本当に天国!?行こうか迷っている人へ】
猫スペース退室
お店によっては最初に決めた時間が来ると声をかけてくれますが、自動的に延長に入る場合もあります。受付で聞いたシステム通りなので気を付けてください。
退室後、手洗いをし、猫の毛をとるコロコロ(粘着テープ)が用意されている場合がほとんどだと思うので、気になる猫の毛をとることができます。
会計・退店
お会計をしてお店を出ます。
スタンプカードやポイントカードを発行しているお店もあるのでまた来たくなりますね!

猫カフェに行くときに気を付けること

服装
猫は動くものに興味を持ちます。例えば、パーカーのひも、スマホやカメラのストラップ、アクセサリーには気を付けてください。突然飛びついて来ることがあるかもしれません。
爪が引っ掛かりやすい服はやめた方が良いでしょう。ニットや薄い服など、爪が刺さってほつれたり破けたりする可能性があります。
動きやすい格好で行くのがおすすめです。しゃがんだり低い姿勢を取ったり、おもちゃで遊んだりと、猫カフェ内で動くことが多いです。
猫カフェは靴を脱ぐお店がほとんどなので、靴下にも気をつけましょう。穴が開いていないかはもちろん、きれいな靴下で猫の共住空間にお邪魔させてもらいましょう。
写真
猫の写真は基本的にOKなお店が普通だと思いますが、他のお客さんがうつらない配慮が必要です。
猫の目にフラッシュは危険なのでフラッシュはオフにしましょう。
子供連れ
猫は子供が苦手なことが多いので、子供の入店ができないお店が多いです。家族で猫カフェに行って入れなかったということがないよう、事前にお店に確認しておくことをお勧めします。子供を連れて入れるお店でも、子供と猫の安全はしっかり見守ってください。