愛犬と一緒にキャンプへ行こう!楽しく過ごすための準備や注意点

家族の一員である愛犬、一緒にキャンプをしたいと思うこともありますよね。ボートに乗ったり、川で泳いだり、フリスビーをしたり、愛犬と一緒ならキャンプの楽しみが広がります。山歩きや星空を眺めながらのキャンプファイヤー、愛犬と一緒に思いっきり自然を満喫できたら最高でしょう。
ところが、キャンプには危険もあります。安全に楽しくキャンプをするためには準備や注意が必要です。そこで、今回は、楽しい愛犬とのキャンプを実現するために気を付けることを紹介します。いきなりキャンプに行ってみる前に、こちらの記事を読んで楽しいキャプに備えましょう!

愛犬とキャンプに行く前に

愛犬とキャンプに行くことは、犬も飼い主にも良い効果をもたらします。事前準備や注意事項を確認して、愛犬とのキャンプに臨みましょう。

愛犬とのキャンプの良さ

愛犬とのキャンプで得られるものは楽しさだけではありません。いつもとは違う自然の中で、普段とは違ったコミュニケーションが生まれ、飼い主と愛犬との絆が深まります。普段の散歩でも、犬は一緒に行く人のことを大好きになりますよね。楽しいキャンプ体験をすることで、愛犬はもっとあなたが好きにするでしょう。

のびのびとした環境で体を動かすことはストレスの発散にもなります。普段フローリングや散歩でアスファルトばかりの環境で、犬は本能的にストレスを感じているといわれています。土や草等の自然を踏みしめることで、ストレス発散になるでしょう。犬が無駄吠えをしたり噛んだりする理由の多くは、普段の欲求不満にあります。一日中思いっきり遊ぶことができるキャンプでは、身体的にも精神的にも開放され、いつもより聞き分けが良くなる場合が多いようです。

また、キャンプは脳や体のトレーニングにもなります。自然の空気や緑の匂いで犬の嗅覚が刺激され、都会で縮こまっていた脳が活性化されます。きっと表情も豊かになることでしょう。自然の大地を歩くことは足腰にもよく、老犬でも良いトレーニングとなるようです。

ただし、臆病な犬は外を怖がって、かえってキャンプがストレスになる場合もあるので気を付けてください。最初は無理をせず、いつもよりスケールの大きい散歩や、近場で日帰りのキャンプをする等して徐々に外の世界に慣れさせましょう。自然や他の犬、人と触れ合うことで、怖がりを克服していくことができます。それができれば、日常においてもストレスを減らし、穏やかに生活することができるでしょう。

キャンプと言えば犬だけど…
最近では、猫やうさぎやフェレット等を一緒にキャンプへ連れて行く人も多いようです。自然いっぱいの環境で遊ばせてあげることでペットは喜ぶかもしれません。しかし、どのペットも楽しくキャンプができるかというと、必ずしもそうとは限りません。
基本的に、普段はカゴの中で暮らしているペットは、環境の変化には大きなストレスを感じます。例えば、ハムスターはケージを掃除しただけでパニックを起こすほど環境に依存する生き物です。猫やうさぎ、フェレット等、普段から家の中を歩かせたりリードをつけて外を散歩したりするペットの場合、自然の中でも楽しめるかもしれません。とはいえ、移動中の車等では、振動や音等がトレスとなり具合を悪くしてしまう可能性があります。出かけるにしても、長距離のキャンプ場へ行くのは難しいでしょう。
飼い主がペットと一緒にキャンプを楽しみたい気持ちもわかりますが、ペットの性格や体調を第一に考えてあげましょう。

キャンプ場選び

愛犬とキャンプに行くには、キャンプ場選びも大切です。まず、ペット可であることを確かめましょう。ペット可の場合でも、コテージは不可だったり、愛犬が気軽に歩けるのは自分のテントサイトだけだったりする場合もあるのでよく確かめてください。
そして、どんなキャンプ場なのかをチェック!ただのペット可のキャンプ場よりも、ペット歓迎とPRしているキャンプ場の方がおすすめです。ペットのために設備や用意が充実している可能性が高いです。特に、ペット連れに特化したキャンプ場では、宿泊エリアが柵で囲われていて、ノーリードで過ごすことができるところもあるようです。初めて愛犬を連れてキャンプに行く場合は安心していくことができるでしょう。
キャンプ場周辺の情報収集も重要です。ドッグランやペットを連れていける公園等が併設されていたり近くにあったりすると、より愛犬とのキャンプを楽しめます。キャンプ場やその周辺をよくチェックして、自分たちで行けそうな距離かつ楽しめるところを選びましょう。

秋田にあるペットと泊まれるキャンプ場の一覧はこちら

除草剤に要注意
キャンプ場では環境を整備するため、除草剤を散布しているところもあります。普段の散歩でも、除草剤が使われている場所があるかもしれません。除草剤は犬にとって危険です。知らぬ間に除草剤を食べてしまい、下痢や嘔吐、血便等、体調不良を起こし、最悪死んでしまうこともあります。
ペットOKの場合、ペットが食べたら危険な除草剤を使用していないとは思いますが、気になる場合、除草剤使用の有無、愛犬にとって危険なものかどうかを確認した方が良いでしょう。

狂犬病、混合ワクチン、予防接種

ペットと泊まれるホテルでは、狂犬病や混合ワクチンの接種済証明書の提出が必要になることがほとんどです。キャンプ場も必要とする場合が多いので、ホームページ等では特に注意が見当たらない場合でも、念のためキャンプ場に直接確認した方が良いでしょう。証明書を持ってきていないために入場不可となったら楽しいキャンプが台無しです。
たとえ、証明書が不要だとしても、愛犬を守るために予防接種はしていくことをおすすめします。家の中や街中と違い、自然環境には危険な虫や細菌が潜んでいます。万が一かもしれませんが、野生動物と接触したり、他の犬とけんかをしたりして感染する可能性もあるでしょう。

特に水辺で遊ぶ場合はレプトスピラに要注意
レプトスピラは細菌の一種で、犬を含むほとんどの哺乳類に感染する可能性があります。感染すると、発熱、嘔吐、脱水、出血等のレプトスピラ症を発症します。重症化すると死んでしまう場合も…
感染源は、レプトスピラに感染したネズミ等野生動物の尿や、その尿に汚染された土や水です。そのため、特に川や池等の水場があるところに行く場合、接種した混合ワクチンにレプトスピラがあるか確認した方が良いでしょう。

フィラリア予防

フィラリアは予防をする人が増えたおかげもあり、街中にいる蚊はあまりフィラリアを持っていないと言われています。しかし、キャンプ場のような自然環境の蚊は危険です。野生動物を介して広まっているため感染率が高いです。
フィラリアが活性化する時期は、普段からフィラリア予防は欠かせません。一度フィラリアに感染してしまえば、治療には時間やお金もかかり、年齢によっては完治できるかもわからず、苦しんで死ぬことになるかもしれません。愛犬をフィラリアの脅威から守るために必ず毎年きちんと予防をしましょう。

フィラリアについては、詳しく解説したフィラリアのアーカイブ記事を是非読んでみてください。

ノミ・ダニ対策

キャンプ場では、ノミやダニにつかれる可能性が高いです。虫取りをするように確認することはできませんが、街中と違って自然の中は虫の宝庫です。普段の散歩でも草むらでつくことも珍しくなく、家の中に潜んでいることもあるので、できれば通年で対策をしていた方が良いでしょう。

愛犬のためにキャンプに持っていくと良いもの

自然の中で愛犬とキャンプをするに当たって、持っていくと良いものがあります。よりキャンプを楽しくするアイテム、便利にするアイテム、ペットを守るためのアイテム等、チェックしましょう。
ペットと旅行をするときに必要なものはこちらの記事でチェックしてみてくださいね。

迷子札
万が一、迷子になった場合に役立つので、愛犬と出かけるときは必須。
迷子札をつけているとはいえ、キャンプ場はほとんどが自然の中にあるため、もしもキャンプ場外に逃げてしまった場合、見つけられるか心配… 柵があるキャンプ場でも迷子にさせないよう十分気を付けて!
日よけ
犬は暑さが苦手。
キャンプ場によっては日陰がないところもあるため、タープや日よけテント等、直射日光を防ぐ道具を持って行こう!
虫よけ
自然の中には、犬や人間にとっての害虫がたくさんいる。
フィラリアを持つ蚊は犬にとって大敵で、ノミやダニは人間にも害を及ぼす。
事前に駆虫薬の投与はもちろん、キャンプ場では虫よけスプレーや蚊取り線香を用意しておこう。
虫を寄せ付けない効果のある洋服や、首からぶら下げる犬用の蚊取り線香等も市販されている。
ロングリード
ノーリードが禁止されている公園や広場でも、ロングリードがあればたくさん動くことができる。
ただし、ロングリードで遊ぶのは他のお客さんに迷惑がかからないように。
犬の洋服
害虫対策、砂や泥等の汚れ防止にもなる。
直射日光から身を守り、夏でも山は夜になると冷えるため寒さ対策としても有効。
防虫効果がある等の機能的な服があると尚良い。
ホッカイロ
直接体に当たらないよう服やハンカチなどに巻いてくっつけてあげる。
思ったより寒かったときや冷える夜に、あると助かる。
ブラシ
自然の中で遊んだ後、必ずブラッシングをして、ノミ・ダニを落とす。
帰る前にも念入りにブラッシングをして、できるだけノミ・ダニを落として家に持って帰らないようにする。
トイレグッズ
トイレットペーパー、ティッシュ、新聞紙、ビニール袋、アルコール消毒、ウェットティッシュ等、普段の散歩で使うトイレグッズは必須。
排泄物も捨てられるゴミ捨て場が設置されているキャンプ場もあるが、基本的には持ち帰る必要がある。
フンが臭わない袋やジップロックがあると臭いがあまり気にならないのでおすすめ。
リード係留グッズ
ドッグアンカーやペグ(テントが風で飛ばされないように地面に固定するための杭)で犬のリードをつなぎとめておく。
テーブルやイスの脚等では軽いため、振り切って逃げてしまう可能性があるので不十分。
テントサイトに手ごろな木や柵、杭等があるとは限らないので、できれば用意していった方が良い。
カラビナ
カラビナとは、開閉できる部品が着いた金属リングのことで、リードと係留グッズ等をつなぐときに便利。
犬の力が強いと壊れてしまうので、アウトドア用等で強度の強いものがおすすめ。
ボールやフリスビー等の投げられるおもちゃ
広い場所だからこそより楽しめるできるおもちゃがあるとベスト。
犬も飼い主も楽しく思いっきり体を動かして、ストレス発散!
犬用ライフジャケット
犬のライフジャケットは救命というより、犬の泳ぎをサポートしたりコントロールしたりするためのもの。
愛犬を海や川で泳がせる場合、泳ぎのうまさに関わらず犬用のものをつけた方が良い。
泳ぎが得意な犬だと一人で遠くに行ってしまう可能性があり、ライフジャケットがあることで愛犬を捕まえやすくコントロールしやすくなる。
犬の靴
自然の中を走り回るときに、小石や枝等で肉球を傷つけない。
肉球の間等、洗うのが大変な足の裏をそれほど汚さないので、雨の日や地面が濡れているときに役立つ。
犬の歩行をサポートする効果もあるので、特にシニア犬等には向いている。
靴が苦手な犬は履けるように慣らしていくと良い。
ビニールホース
水道の蛇口につけてシャワーをすることができる。
海や川で泳いだ後、犬も人間も体を洗いやすいのであるととても便利。
短すぎても使いにくく、長すぎると持ち運びにくいので2~3mがおすすめ。
折り畳み式サークル
キャンプ場についたら、水入れやトイレ等を用意し、愛犬がくつろげる場所をサークルで確保。
愛犬がサークルにいる間、人間はテント等の準備がスムーズに。
直射日光が当たらない風通しが良い場所に設置しよう。
ドッグコット
コットとはキャンプで言うベッドのことで、硬い地面より快適な寝床になる。
寝床の浸水を防いだり、地面にいる害虫やヘビを遠ざけたりする効果もある。

キャンプの王道シーズンである夏の注意点

夏はキャンプのハイシーズンです。暑い日差しの下、キャンプ場には子供から学生、大人までたくさんの人が訪れます。そのため、夏に愛犬を連れてのキャンプでは、注意が必要です。
寒ければ防寒対策をして温まることができますが、夏の暑さは外でクーラーをつけるわけにもいきません。夏はキャンプ場に人が多くなるため、愛犬が興奮したり飼い主も余計に周りに気を使ったりすることになるでしょう。
それでも、夏のキャンプは海や川で遊べる楽しい時期でもあります。夏にキャンプへ行くときのポイントをチェックし、しっかり対策をしてから出かけましょう。

愛犬とキャンプに行く時期
春夏秋冬いつでも愛犬とのキャンプは楽しむことができます。特に、春や秋は気候が良く愛犬とキャンプにもおすすめの時期です。冬でも暖を取る道具を用意する等、防寒対策をしっかりして行けば大丈夫!シャキッとした寒さもまた心地よいでしょう。

夏のキャンプは、とにかく暑さに要注意

犬は暑さが苦手です。直射日光を避けるスペースを必ず確保しましょう。木陰のないキャンプ場も少なくないので、タープやテント等で日陰を作ってください。犬も人間も、いつもと違う環境ではしゃいでしまいますよね。遊ぶのに夢中になっていつの間にか熱中症になってしまうこともあります。こまめな休憩と水分補給をとるよう心がけましょう。

キャンプハイシーズンの夏は人が多い

初めて愛犬を連れてのキャンプで、人がたくさんいる時期は向かないかもしれません。人がたくさんいると犬は落ち着かず、飼い主も犬や周りに気を使うからです。
人や犬が集まるところに行く場合、基本的なしつけができていることが必須です。しかし、キャンプ場という未知の場所ではいつもの散歩のようにはいかないかもしれません。特にペット歓迎のキャンプ場はペット連れも多いので、愛犬がますます興奮しかねません。食べ物の匂いもあるので要注意です。同じ場にいるキャンパーの中には、犬が苦手な人もいるので、リードを離してしまわないように気をつけましょう。 あまり人が多いと、周りの人への配慮と落ち着かない犬への気遣いで、飼い主も気を張ってばかりでくつろげないですよね。初めて愛犬とキャンプに行く場合、できるだけ気候の良いオフシーズンを狙った方が良さそうです。

夏は蚊やアブ、ブヨ等の危険な虫がたくさん発生する時期

フィラリア予防はもちろん、虫よけスプレーや蚊取り線香等の虫よけ対策もする必要があるでしょう。人間にとってもアブに刺されるとかなり痛いです。虫に刺されないことがベストですが、虫がたくさんいる自然環境ではなかなかそうもいきません。フィラリアは、徐々に体がボロボロにしていく怖い寄生虫です。年齢によっては完治する前に苦しんで死んだり、突然死したりすることもます。きちんと予防していれば感染を防げるので、毎年の予防を欠かさず行いましょう。

フィラリアについてのアーカイブ記事はこちら

ノミ・ダニの対策も必須

こちらも噛まれないのがベストですが、対策としてキャンプに行く前にフロントラインやネクスガード等の駆除薬を投与しておきましょう。いつもの散歩や家の中でもノミ・ダニがつくこともあるため、普段から定期的に投与しておくのがおすすめです。
洋服を着せることで皮膚へのノミ・ダニの付着を効果的です。防ノミ・防ダニ加工が施された洋服も売っています。アロマやハーブのスプレーは寄せ付けない効果があるようです。外で遊んだ後はブラッシングをして毛についているノミ・ダニを落としましょう。
特にマダニには要注意です。マダニはダニの中でも一般的に犬に寄生しやすく、様々な寄生虫や細菌を媒介している可能性があります。寄生された場合、死の危険性がある病気に感染することもあるので十分気を付けてください。もしダニに噛まれても慌てて引っ張るとツメが残ってしまうため、駆虫薬や病院を頼りましょう。

虫よけスプレーやアロマ、洋服も完全な対策ではない
ここまで紹介してきた虫よけスプレーやアロマ等の虫よけ対策は、害虫を完全に忌避できるというわけではありません。洋服を着ていても、ノミ・ダニは服や毛の下の皮膚まで潜り込んでしまうので、服を着せているからと言って安心はできません。虫よけスプレーをしても蚊に刺されることはありますよね。だからと言って、対策をしないよりは効果があるはずなので、できるだけの対策はした方が良いでしょう。
危険なのは、防虫対策しているから大丈夫と思って、駆虫対策をしていないことです。避けることができないのであれば、他の対策が必要になります。それが、フィラリア予防の駆虫薬やフロントラインやネクスガード等の駆虫薬です。これら駆虫薬はあくまでも感染してから駆虫して大事に至らないようにするという薬です。駆虫薬については体に害を及ぼす可能性も0ではないため、あまり使いたくないと考える人もいるでしょう。しかし、害虫を完全に避けられない以上、使う必要もあるのではないでしょうか。ただし、年齢や体質で合わない場合もあるので、動物病院でよく相談してから使うと良いでしょう。

愛犬と一緒のキャンプで気を付けること

キャンプ場では守るべきマナーやエチケットがあります。キャンプ場にいる人がお互いに楽しく過ごせるように、周りの人への配慮が大切です。また、いつもとは違う開放的な自然の中で遊ぶときだからこそ気を付けたいことがあります。初めてのキャンプはわからないことだらけだと思いますが、事前にどう行動すべきかチェックしておきましょう。

キャンプ場内での注意

  • キャンプ場のルールを守る。例えば、ペットOKと言っても、ペット入場不可のエリアもあるので要注意。
  • サイト周辺に犬に危険なものがないかチェック。犬に害のある食べ物やビニール、野生動物のフン等ないかも確認。
  • テント張る前に、隣や周辺の人に挨拶をして犬がいることを伝える。
  • 愛犬が吠えないようにしつけておく。犬を置いてサイトを離れる等、愛犬が吠えるようなことをしない。
  • 愛犬のトイレはそこかしこでさせない。粗相をしてしまったらフンは持ち帰り、おしっこは水で流す。そのために、水を入れたペットボトルを持ち歩く。
  • キャンプ場内はリードをつけて歩く。リードの長さは1m程度と短めに。

遊ぶときに気を付けること

  • 夢中になって熱中症にならないよう、日陰での休憩や水分補給を忘れない。曇っていても熱い時期は要注意。
  • 愛犬の興味を引くものがたくさんあるので、誤って食べないようにする。
  • 海や川の水を飲んで下痢になることもある。川遊びの後は毛の内側もきれいな水で良く洗い、細菌の繁殖を防ぐ。
  • 岩場や砂浜等で遊ぶときは足の裏に注意。水につかってふやけた肉球を岩で切ったり、炎天下の砂浜で火傷したりすることもある。

野生動物は危険!
野生動物は危険な病原菌を持っていて、フンや尿も危険です。接触はもちろん、フンや尿で汚染された土を食べてしまうのはもちろん、犬は鼻をよく舐めるので、匂いを嗅ごうと鼻をくっつけるのも危険です。
注意するのもなかなか難しいかもしれませんが、犬の行動をよく見ていてください。犬が何か匂いを嗅ごうとしたり食べようとしたりしたらリードを引っ張る等して気を付けてあげましょう。

愛犬とのキャンプサイトでの過ごし方

自分たちのキャンプサイトでもマナーやエチケットは大切です。愛犬と楽しい時間を過ごすために、気を付けるべきポイントをチェックしましょう。

  • トイレを設置する。
  • 愛犬のくつろげる居場所を作る。
  • 愛犬は専用の道具等でしっかりとつないでおく。
  • バーベキューの串や玉ねぎ等、犬にとって危険なものの誤飲を防ぐために犬から目を離さない。
  • 吠えさせない。人間もうるさく騒ぐのはマナー違反だが、犬の声を気にする人は多い。
  • 愛犬を一人にしない。吠える原因にもなるので、出かけるときは一緒に連れて行く。
  • 就寝時は犬が安心して眠れるようできるだけ近くで。夜は野生動物が活動するので近づいてこないようにする。

愛犬と楽しいキャンプを

愛犬とのキャンプは、絆も深まりストレス発散するいい機会です。気を付けなければならないことや持ち物もたくさんありますが、いつもと違うのびのびとした自然の中で思いっきり遊ぶことができます。初めてのキャンプを不安に思うなら、近場で日帰りキャンプから挑戦してみてはいかがでしょうか。事前にしっかり準備をして、キャンプ場ではマナーを守り、安全にキャンプを楽しみましょう!