メダカビオトープでガーデニングも楽しもう!初心者でも育てやすい水生植物を紹介

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メダカビオトープでガーデニングも楽しもう!初心者でも育てやすい水生植物を紹介

小さな自然であるビオトープは、ウォーターガーデニングとしても人気があります。水生植物は、根を張るもの、浮遊するもの等、様々な種類があり、レイアウトを考えるのはとても楽しいものです。水中の生き物にとっても、植物は酸素を作り出して水をきれいにする植物は欠かせません。
今回は、ビオトープ初心者にも育てやすい水生植物を紹介します。メダカや金魚等の生き物を飼うだけではなく、睡蓮やウォータークローバー等の水生植物を植えて、見た目にも美しいビオトープを作ってみませんか。

水生植物の種類

見ているだけで心が癒される水辺の植物。水に漂う水草を眺めたり、カラフルな花を咲かせたり、楽しみが増します。鑑賞目的だけでなく、生き物と共生させる場合、酸素を出す植物は必須です。エサの食べ残しやフン等から発生する有害なアンモニアも見植物が養分として取り込んで水をきれいにしてくれます。

沈水植物

根が水底の土中にあり、茎や葉も水面下に沈んだまま育つ植物です。花は水面より上に咲くものもあります。メダカの隠れ家や産卵床にもなるので、水質浄化能力が高い水草を入れておくと良いでしょう。

マツモ
根を持たない沈水性浮遊植物で、日本各地の川や池等の緩やかな流れの場所に生息する。
育成が簡単な入門用の水草代表で、初心者はとりあえず入れておくのがおすすめ。
そのまま浮かべてもOK!根元の茎を水底に埋めてレイアウトするのも楽しい。
繁殖能力が高く、放っておいても勝手にどんどん育つので、不要な葉や古い葉は切り取って間引く必要がある。
オオカナダモ(アナカリス)
マツモと同じように定番の水草で、水質や温度の変化に強くて丈夫。
水中に漂わせていてもOK!水底に根を張らせてもOK!
日当たりが良いとどんどん増えるので、適度に間引く必要がある。
ハゴロモモ(カボンバ)
マツモやオオカナダモと同じく定番の水草。
根を張るので水底に植え付ける必要がある。
オオカナダモほど丈夫ではなく、葉が柔らかく扱い方によってはぽろぽろと取れてしまうため、植え付けは優しく慎重に。
浮葉植物

根が水底の土中にあり、葉が水面に浮いている植物です。水の上に葉だけが出るように水位や水深に気を付けましょう。根元に日光がよく当たらないと花の付き方があまりよくありません。深い容器の場合、底上げする等の調整が必要になります。
水面に葉が広がるため、小さい容器よりも大きい容器の方が向いています。葉が水面を覆いつくしてしまうと日光が根元に当たらず、花付きが悪くなったり、影になると育たなかったり枯れたり、光合成ができずにメダカ等の生き物の酸素不足になるので要注意です。

ヒメスイレン
小型のスイレンで、1株から4~5つの小さくてかわいい花を咲かせる。
花の大きさは2~3cmほどで、色は白、黄色、ピンク。
葉のサイズが小さいため、小さめの容器でも育てることができる。
花を咲かせるには適宜肥料を与える必要があるが、丈夫で育てやすく、人気な種類。
越冬時に葉が枯れてしまうので取り除く。
アサザ
古くから日本に自生し、一時期は絶滅危惧種に指定されていたこともある。
小さくてかわいい黄色の花をつけるが、日当たりの良い場所でないと花がつかない。
肥料は不要で育てやすいが、水深が深くなり過ぎないように調節する必要がある。
浮遊植物

浮草(うきくさ)とも呼ばれ、基本的には水面にプカプカ浮いている植物です。根は水中を漂っているので水位を気にする必要がありません。水に浮かべていれば勝手に増えてくれるので育てるのが簡単です。ただし、放っておくと増え過ぎるため、適宜間引く必要があります。

ホテイアオイ
ビオトープの定番の植物で、丈夫で繁殖もしやすく、夏にはホームセンター等に売っているので簡単に手に入る。
強い日差しを受けてどんどん育ち、夏から秋にかけて断続的に青紫色のきれいな花を咲かせるが、花は1~2日でしおれてしまう。
アブラムシが着くのでたまに水洗いするのがおすすめ。
寒さに弱く、冬はシートなどをかぶせてあたたかくすると越冬できる場合もある。※秋田の越冬は難しく、枯れたら取り出して処理し、次の年に新しいものを買い直す方が良い。
根はメダカの産卵床にもぴったりで、卵がついたら取り出して別の容器に移し、稚魚のみを育てるのにちょうど良い。
アマゾンフロッグピット
水面に浮かべるだけで勝手に育つため育成が簡単で、水質浄化能力も高い。
小ぶりなので他の植物の添え物のようなレイアウトをするのがおすすめ。
増殖速度が速く、特に光が当たっていると増えやすいため、放っておくと水面を覆うほど増えてしまうので、適時間引く必要がある。
気温が10度以下になると凍ったり雪が降ったりする地域では越冬は難しく、丸ごと取り出すもしくは間引いた分を室内で越冬させて次の年に戻すと良い。
抽水植物

根が水底の土中にあり、茎や葉が水面から上に伸びている植物です。どのくらい伸びるか種類により様々なので要チェック!湿地植物は水に浸かっているのは根の部分のみの状態を維持する必要あるので、水位にも気を付け、鉢に植えたり土を盛ったり、段差をつける工夫が必要です。ただし、水深が浅くなると水温の変化が激しくなるので、特に強い日差しを受ける夏には日陰を作ると良いでしょう。

ウォータークローバー
水深が深いところでは水面に葉を浮かべ、浅いところでは水面に出て高さはそれほどでないが横に広がる。
日当たりの良いところに置き、特に手入れも不要なので初心者でも簡単に育てられる。
冬は葉が枯れるが、水中の地下茎が生きて越冬し、春になると新しい歯が伸びてくる。
ウォーターバコパ
丈夫で初心者でも育てやすく、夏~秋にかけて小さな花もつける人気の多年草。
太陽に向かって茎がまっすぐ伸び、自然では高さが100cmまで成長する例もあるが、小さいビオトープでは10~20cm程度の高さで落ち着く。
ミズトクサ
北海道から本州中部の湿地に自生し、水中に浅いところや湿地で育つ。
根を凍らせないようにすれば越冬もできる。
まっすぐに伸びる茎は高さが50cm以上になり、小さな竹を連想させるようで、和の雰囲気を出すにはピッタリ。

水生植物のレイアウトを楽しもう

メダカ等の生き物を飼うだけであれば、花がついたり茎をのばしたりといった植物は必要ないかもしれません。マツモやオオカナダモ等の沈水植物を放り込んでおけば、酸素を出して水を奇異にしてくれます。しかし、せっかくビオトープを始めるなら、自分の手で世界を作ってみたいですよね。

背景には水面に茎をのばすミズトクサ等の抽水植物、中頃にヒメスイレンやアマゾンフロッグピット等の浮葉植物、手前にアマゾンフロッグピット等の浮遊植物を配置するのがおすすめです。初めてビオトープのレイアウトをするときには参考にしてみてください。

ビオトープのレイアウトは奥深く、研究すればするほど楽しいものです。最初はどうすればいいかわからないこともたくさんありますが、やっていくうちに、こうしてみたいというワクワクが芽生えてくるでしょう。